もう、何が何だかわからないムービーが編集部に届いた。
今年で58周年を迎える「チキンラーメン」の変わらない「おいしさ」を訴求する動画を日清食品がリリースするというのだが、タイトルからしてカオス過ぎて、もう何がなんだかわからない。
『侍ドローン猫アイドル神業ピタゴラ閲覧注意爆速すぎる女子高生』
正直、何がしたいのかわからないが動画と一緒に届いたリリースには、
流行っては廃れていくことが繰り返される中で、発売から58年を経た今もなお変わらず愛され続けている「チキンラーメン」の変わらないおいしさを表現した。
という意図を込めたそうなのだが、タイトルのインパクトが強すぎて理解が追いつかない。もはや、何も聞かずにこの動画を見てほしい。
動画を見ずに文を進めている方には、簡単にストーリーの説明をしよう。
1、前触れもなく現れたドローンにチキンラーメンを奪われた女子高生が、立ちはだかるさまざまな障害をパルクールを用いて街中を跳び回る。
2、チキンラーメンを奪還して思い出に浸っていると、なぜだかゾンビが襲いかかってくる。
3、ゾンビに襲われ叫び声をあげた女子高生が、なぜかヘアメイク集団に囲まれてイケメン侍に変身!
4、そしてシーンは大草原に移り、ドローン軍団と最終決戦へ…。
自分でも何を言っているのかわからないが、ありのまま起こったことを話したはずだ。
まったく意味が理解できなかったのだが、最後にナレーターがこの動画の意図を解説することですべてに合点がいく作りとなっている。本当にカオスなムービーだったが、意外や意外。なかなかに心に染みるテーマがあったのだ。
いろんなものがバズっては、その時代の役目を終えていく。でも、愛され続けるものは、ずっと変わらずそばにある。
流行るより、愛される味を。
バズらせることにばかり目を向けている世の中に対してのアンチテーゼを打ち出していたのだ。
「チキンラーメン」のように、なんとも味わい深い動画である。
あまりにも流れが速すぎるカメラワークとアクションに目が追いつかないが、地下歩道内のアクションシーンに「虹のコンキスタドール」と「ベボガ!」が過密状態でダンスしている姿があったことに気付いただろうか?
この撮影は人通りの少ない朝5時前におこなったそうだが、それでも出勤途中のサラリーマンと遭遇するなどしたそうだ。若い女のコたちが狭い地下歩道に密集しているので、道行く人は何事かと目を丸くしていたんだとか。
YouTubeの字幕機能をONに設定すると、すべての「動画あるある」を漏らさずチェックする仕組みもある。全部で20種類にも渡る「バズ動画あるある」を盛り込んでいるそうなので、ヒントなしで全部見つけたいという方は「虹コン」や「ベボガ!」の活躍も含めて、何度も見返してほしい。
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