アイドルユニット「d-girls」が、3月に1stアルバム『d-girls’16』を発売した。
そのリリース後にはじまった挑戦が「アルバム1,000枚」の販売だ。
正直、最近のアイドル事情なら1,000枚そのものを売るのは容易と言える。いわゆる「AKB商法」と呼ばれる特典を提示して、CDを複数枚単位で購入させるというやり方だ。
ところが、彼女たちはそれを禁止した。
「1,000枚ではなく、1,000人に届けたい!!」
一人に複数枚購入させるのではなく、一人に作品一枚を手にしてもらうことを目的にこの企画を打ち立てたのだ。これはかなりハードルが高い。
しかし、彼女たちは既に2014年に発売した2ndシングル『moment』で、同様のチャレンジを成功させている。
今回は500枚ごとに期限を定めてのチャレンジとなった。最初に掲げたのが、「5月末日までに500人に500枚販売したら、東京でのワンマンライブを開催する」というコミット。そのときは期限ギリギリで500枚を達成できた。
そして、1,000枚販売の期限は500枚達成時にした「渋谷・クラブクアトロのワンマンライブ」の日に設定。8月27日がデッドラインとなる。
現在、運営から届いた情報によると、880枚までは達成している。つまり、ワンマン当日までに残り120枚。もとい120人に販売しなくてはならない。
この情報が届いたのが、8月23日。あと4日で達成しなくてはいけない。まさしく無理ゲーである。
しかし、達成時に運営がコミットしたインセンティブは大きい。「1,000枚達成したら海外公演」をやるというのだ。メンバーも真剣だろう。
期限日のワンマンライブは、アルバム『d-girls’16』を購入した際に配布されたチケットを持っていれば、無料で見られるという。アルバムは当日も販売しているので、2,000円で購入すればそれがライブチケットの代わりとなる。
当日、新規を120人動員できれば達成できるということになるだろう。
ワンマンライブには、心強いゲストも駆けつけてくれる。
1組目は、先鋭的なサウンドを追求するユニット「Mille Face(ミルフェイス)」。TVアニメ『機動戦士ガンダム00』の総集編ディスク『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション』シリーズのEDテーマを担当するメジャーアーティストだ。
2組目は、現役女子中高生による4人組ガールズユニット「東京ロケッツ」だ。
2,000円でアルバムも買えて、ライブも観れるというおトクっぷりに運営の血の滲むような努力を感じさせる。彼女たちの挑戦に、熱いエールを送ろう。
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【取材=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】
LIVE情報:
d-girls 単独公演 ~1000人チャレンジ500人達成記念公演~
■渋谷CLUB QUATTRO
■OPEN 17:00 / START 18:00
■前売り当日同一料金 2,000円+ドリンク代
出演:d-girls
ゲスト:Mille Face
スペシャルゲスト:東京ロケッツ
※d-girls 2nd アルバム d-girls’16初回ご購入時にお渡ししました、シリアルナンバーカードをお持ちのお客様は入場無料となります。(別途ドリンク代がかかります)
d-girls Web
http://futuredrive.jp/d-girls/web/
d-girls twitter
https://twitter.com/d_girls_FD
Mille Face(ミルフェイス)
http://www.milleface.com/
東京ロケッツ
http://rockets.tokyo/