アイドルユニット「SAY-LA」が、新宿「BLAZE」でのワンマンライブ開催を宣言してから、ちょうど77日間でチケットが完売した。
藤沢泉美クンと西野葵クンが新メンバーとして加入してから、はじめてのワンマンライブとなる。
ちょうど、これまでのメンバーとの距離も縮まり、ファンたちからも正式なメンバーとして認められるようになった頃合いだろう。
このワンマンは、そのための儀式のようなものだったのかもしれない。
8月30日に新宿「BLAZE」でおこなわれたライブは、彼女たちを代表する曲『l LOVE YOU』から幕を開けた。
盛り上がること間違いなしの代表曲をいきなり持ってきたものだから、ファンたちの熱いコールも気合が入らないわけがない。
会場はあっという間にムンムンとした熱気に包まれた。
音楽ライター・長澤智典も「ヤバい、ドキドキが止まらない! いや、ワクワクとした胸の昂りを止められない。5人の躍動した動きと眩しい歌声に触れながら、冷静でいれるわけがない!!」という熱い感想を漏らしていた。
つづいての楽曲は『ナミダノワケ』だ。
片思いの切なさをつづった歌詞に思わずキュンキュンしてしまう。歌詞になぞらえて言うならば「こんなにも癒されるのはあなた(SAY-LA)だけ」といったところだろう。
キラキラと輝く照明のなかで、5名が軽やかにステップを踏み出した。この楽曲は『5分遅れのシンデレラ』だ。
「気になる人のためにお洒落する乙女心」や「憧れの人のために綺麗になろうとするシンデレラな気持ち」を、まるで舞踏会で舞い踊るようかのように可憐に歌う。
つづいては華やかな楽曲『星に願いを』を披露。ここから徐々にセットリストもスピード感のあふれるものを仕掛けてきた。
荒々しいギターサウンドが駆け巡る楽曲『1/2×2』が流れ出すと、ファンたちも負けじと大きな手拍子と雄叫びを会場に響き渡らせる。
と、ここでヒートアップしすぎた熱を冷ますかのようにMCを挟む。
幸せに満ちた表情でいまの気持ちをメンバーたちが語り出す。
新メンバーの西野葵クンは「幸せが更新していくみたい」と嬉しそうに語り、白石りかクンは「このメンバーでなきゃ、この景色は見れなかった」と素直に喜んだ。
ファンたちが、うるっと涙腺をゆるくしたところで、心地よくドライブするギターサウンドが流れ出す。楽曲『ずるいよ』だ。
このタイミングでその曲を出してくるとは、彼女たちの方が「ずるいよ」。
そして、つぎに流れ出すSAY-LA流EDM『BELIEVE』では、身体を思いきり揺さぶって大盛り上がりの展開に。セットリストもかなり練りこんでいると見た。
ここで、一旦、メンバーがステージから捌けて、映像が流れ出す。これからの「SAY-LA」に向けたメンバーたちからのメッセージ映像だ。
その映像の終わりと同時に登場したのはなんと「6名」!?
この瞬間から、新メンバーとして天原瑠理クンが加わることが発表された。
ここに合わせた曲は新曲『どうして、ミレンジャー』だ。
躍動するダンスビートを新生「SAY-LA」はダイナミックなダンスパフォーマンスとともに熱唱してみせる。
突然の新メンバーの発表に、ファンたちも戸惑いながら熱いコールを舞台上に返していた。
まだまだ驚きの発表は止まらない。
11月22日に最新シングルの発売が決まったことをここで発表。そのシングルの表題歌であり、ファンたちの気持ちを歌詞に投影した『こじらせ片想い』をここで披露する。
歌が進むにつれ、早速コールのやり取りが生まれだした。
「君が好きです」とメンバーたちが歌うと、ファンたちが「オレもー!」と掛け声を上げる。なんとも楽しそうな空気感だ。
つぎの楽曲『MARIA』が流れると会場のテンションは再び最高潮に達した。
6人編成になったことで舞台上の動きがますます華やかになっている。華麗にステップ踏む姿から目が離せない。
そして、いよいよ最後の曲だ。いったいどの曲が飛び出てくるのだろうと思ったら、このライブの最初に披露した楽曲『I LOVE YOU』が再び流れ出した。
最初にとっておきを出したのはこれが理由だったのだ。なんともニクい演出である。
新体制となった彼女たちのこれからの活躍が楽しみだ。
【取材=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】
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