• アイドルニュース
  • 2016.10.15

デビュー3ヶ月で事務所が倒産! メンバーが土下座でお願い「所属事務所を募集しています」

黄金時代

海賊をコンセプトに活動するアイドルユニット「黄金時代」の所属事務所「ジョリー・ロジャー」が9月27日付けで倒産した。

社員はもちろん、所属タレントなど全員当日付けで解雇された。

倒産した同社は映画製作や芸能事業を展開する制作会社で、過去には映画『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』などの話題作も生み出している。また、アイドルイベントの運営などするなど、業界では有名な存在だ。

自転車操業であるという噂は聞いていたが、まさか本当に倒産するとは誰も思わなかっただろう。

「黄金時代」のメンバーもまさしく寝耳に水だったようで、航海日誌(ライブスケジュール)には既に先の予定がぎっしりと詰まっている。10月23日からは、「AKIBAカルチャーズ劇場を舞台に定期ライブの開催」も決定している。

ファンも着実に増えつづけているなか、このまま解散するわけにはいかない。

そこで、メンバーとマネージャーが考え出した答えが「土下座」だった。

10月1日、彼女たちは出演していたイベントの合間を利用し、「マウントレーニアホール・渋谷プレジャープレジャー」で緊急記者会見をおこなうことに。

この日は七瀬つばさクンをのぞく、安田帆花クン、日向いちかクン、葵あおいクン、柚木れもクンの4名が記者への現状報告をおこなった。

事務所の倒産をいちばんはじめに知ったのはリーダーの安田帆花クンだ。

安田帆花クンの報告を通して、各メンバーが事実知ることになる。この報告を聞いたとき、メンバー全員がその事実をすぐに受け入れられなかったという。

メンバーたちは土下座をしながら、それぞれまだアイドル活動をつづけたいという気持ちを伝える。安田帆花クンの要望は「お給料が出て、普段からレッスン出来る環境がある」事務所を希望している。

とは言うものの、彼女たちは同じく無職になったスタッフとともに新たな所属先が見つかるまで、すべて自分たちでやっていくつもりのようだ。

そのたくましさは彼女たちの会見でのコメントにあらわれている。

柚木れもクンは 「アイドル活動を始めて3ヶ月。これで終わったらあっけないです。でも黄金時代なら乗り越えられるので大丈夫ですし、まだまだ私はアイドル活動を続けます!」とメンバーへの信頼を語る。

日向いちかクンは既に立ち直っているようで、「こんな経験ってふつうあり得ないので、これも立派な海賊になるための経験だなと受け止めています。これだって『黄金時代』が長く活動していく上での小さな障害としか思ってない」と力強くやる気を見せる。

商魂たくましいのはアイドルプロデューサーでもある葵あおいクンだ。

 「『これはいいネタだ』と逆に受け止めています。この炎上をきっかけに『黄金時代』が話題になってくれたら嬉しいな。うちら、世の中を騒がせてこその海賊なんで。むしろ私は、(所属事務所)社長のこれからが心配です」

最後に安田帆花クンが最後に締める。

 「海賊なので、これからも何が起こるかわかりません。これからだって、まだまだ大きな波が襲いかかってくるかもしれないです。でも、ひとつ一つの事件を乗り越えながらも黄金時代はたくましく進んでいきます。『この事務所と言ったら黄金時代だよね』と言われるように頑張るので、どなたか所属お願いします!」

このたくましさがあれば、フリーでも航海をつづけられそうだ。

【取材・写真=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】

黄金時代 Web:
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黄金時代 twitter:
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