アニメ『エウレカセブンAO』のED曲などで人気を博したオルタナティブロックバンド「joy」のボーカル天田優子クンが、新たにソロプロジェクトを開始する。

プロジェクトの名前は「immortal noctiluca（イモータル・ノクティルカ）」。

「死なない夜光虫」の意味を持つこのプロジェクト名には、迷いや葛藤から抜け出そうとしている人たちの心を優しく照らし、気持ちをそっと前へと押していく。そんな、小さな光のような存在でありたいと願う気持ちが込められている。

天田優子クンが心に抱いた気持ちを、音楽へと昇華したものが、1stアルバム『Gleam』だ。天田優子クンはこのプロジェクトに込められた気持ちを語る。

　「immortal noctilucaは『死なない夜光虫』という意味。それは、私のなりたい姿の象徴。私の心の中にある『絶対に死にたくはない』という気持ちを直接に投影した言葉でもあります。

私自身夜が好きで、夜に曲が生まれることが多いこと、その、曲が生まれる光のようなものをずっと絶やしたくないということ、そして『私と同じように肩身の狭い想いをしながら生きてる人たちに、小っちゃくてもいいから光を照らせたらな』という思いを持ってつけています。

私自身がマイノリティな人間なんですね。だからと言ってその生き方が間違いだとは思っていません。信念を持って生きているからこそ、そういう人たちに『肩身の狭い思いをしなくてもいいんだよ』ということを、『immortal noctiluca』を通して示していけたらなと思っています」

「immortal noctiluca」は、2017年2月よりライブ活動を開始し、1stアルバムの『Gleam』をライブ会場で先行発売しているが、3月8日より全国発売が決定した。

同アルバムの由来は　「『Gleam』という言葉は、「『ちょっとした光』、『暗闇の中でぼんやり光る』という意味を持っています」。『死なない夜光虫』の意味をもつプロジェクト名に「重ね合う言葉として、『Gleam』という言葉をアルバムにも冠しました」。

immortal noctiluca 1st album “Gleam” trailer

また、歌詞について天田優子クンが心がけていることを語った。

「『大丈夫だよ』、『これから明るい未来が待ってるよ』など無責任に結果だけを述べる歌詞にはしたくないということ。

最終的な答えがそうであっても、『そこへ至るまで自分がどんな風に考えてきたのか』、『どういう葛藤を心で覚えていたから、その答えに辿り着いたのか』など、そこまでの過程もしっかり提示してゆくことなんです。

だから1stアルバム『Gleam』に収録した曲たちのどれにも、その答えへ行き着くまでのいろんな心の苦しみや葛藤を描きだしています。

世の中にはネガティブな意見というか、しんどいことを言っちゃ駄目みたいな空気ってあるじゃないですか。

世間的に「あの人暗いよね」と思われては駄目みたいな。でも私は、あまり人が言葉にしなかったり出来なかった思いを提示することで、そことシンクロしてくれる人を求めたい。

そういう人と想いを共有出来たときほど、その人とすごく心が近くなれたと私は感じるんですね。だからこそ、私は音楽を通してそれを提示しています。

いまの私の一番の思いは、『immortal noctiluca』に関わってくださる人たちみんなが幸せになること。身近な人たちが私の活動を通して心に幸せな光が灯り、その灯がどんどん広がっていけたら。それが、私が理想としている今の活動です」

音楽を通して、誰かの道しるべになるべく活動する天田優子クンをシェアして応援しよう！

【取材＝長澤智典】
【編集＝アイドルジャーナル社】

オフィシャルサイト：
http://immortalnoctiluca.com/

オフィシャルツイッター：
https://twitter.com/INoctiluca

ライブ情報：
ドシードシー 1st mini album 「デイライトライトの旅の途中」 release event
～デイライトライトの旅の途中の渋谷～
3.14(Tue)@渋谷O-Crest
open 17:30/start 17:50
adv. ¥2,300(+D代)/door ¥2,800(+D代)
act:
・immortal noctiluca
・ドシードシー
・uguis
・EARNIE FROGs
・石井卓とジョン中村
・TIMIDLION
・〔O.A〕akanoblue