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  • 2017.05.01

【d-girls】ワンマン1000人チャレンジ失敗も10月にリベンジ誓う

d-girls

4月17日、渋谷「TSUTAYA O-EAST」で、アイドルユニット「d-girls」が、動員1000人を目標にワンマンライブ「d-girls 単独公演 1000人チャレンジ最終章〜今踏み出した未来~」をおこなった。

これまでにも、1人1枚しか購入できないという縛りで、1000人に1000枚のアルバムを販売するなど、様々な挑戦を続けて来た。今回は、同チャレンジのシリーズ最終章としてしての試みだった。

ライブは、d-girlsのステージをつねに熱狂で支えてきた『moment』からはじまった。

身体の奥底まで響く強烈なダンスビートを浴びた瞬間から、理性の糸がブチッと切れた気分だ。2人のダンサーを従えた(喜屋武里奈クンを除く)3人は、華やかな歌声を軽やかに場内へ届けていた。

杉本よしみクンをリードに、瀬戸千花が彼女の歌を支えながら、会場中のアガりたい人たちの気持ちへしっかり熱を注ぎ込んでくれた。

哀切な声を響かせ杉本よしみクンが歌ったのが、『stay』だ。

力強く躍動するビートに乗せ、彼女は込み上げる思いを観客たちの胸へ響かせていった。間奏ではメンバーらがビジュアルポイを駆使したパフォーマンスを披露する。

何がすごいって、観客たちの熱狂ぶりだ。温かい思いを届けるメンバーとは裏腹に、終始観客たちは舞台上へ絶叫をぶつけていく。感情を熱くたぎらせるダンスビートが炸裂していたんだもの、それも納得だ。

力強いビートの上で、凛々しく力強く斉東由奈が『Lose』を歌いだした。重厚さを増していくEDMナンバーの上で、斉東由奈は凛々しく逞しく歌いかけてきた。何より、メンバーたちのダイナミックなダンスが彼女の力強い歌声を支えていた。

壮麗に広がるシンフォニックな音の上で、杉本よしみと瀬戸千花が優しく声をはべらせていく。演奏が進むごとリズムが躍動していく。美しく伸びのある歌声とキックの強いビートを通し『stream』が場内を会場を華やかな熱で覆っていった。

次のブロックでは、ゲストでやって来た「MilleFace」が舞台へ。

OVA『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション』のエンディングテーマに起用された楽曲『Refrain』をみかりんクンが朗々と歌いあげる。

途中から、d-girlsのメンバーがダンサーとして登場。

それぞれがビジュアルポイを手に次々と光の絵を描き、「MilleFace」のステージへ華やかな彩りを添える。あのライトパフォーマンスは見るたびに視線を釘付けにする。

『永遠なんてない』は、2組によるコラボ曲だ。

海の底へ沈んでいくような重厚な音の上で、いまにも墜ちそうな思いを、みかりんが重量感を持った歌声を通して響かせた。彼女の歌声へ、d-girlsの杉本よしみクンと瀬戸千花クンが美しいハーモニーを重ねていく。

水の中を漂うようにゆったりと、おおらかなダンスを描き出すd-girlsのメンバーたち。なんて美しくも幻想的な歌とステージングだろう。いつものd-girlsとは別の表情を垣間見た気分だ。

続いての楽曲『とかげJUMP!』もコラボ曲だ。

激しく躍動する四つ打ちのビート。光をつかむように瀬戸千花クンが歌い、みかりんクンが太い声でパワーを添えていく。

伸びのあるハイトーンを響かせ杉本よしみクンも歌へ参加。3人それぞれの歌声の魅力を活かしながら、身体を疼かせる楽曲で観客を沸かせる。「ジャンプしよう!」の声に合わせ、メンバーと一緒にジャンプし続ける場面も。

同コラボユニットは、互いの魅力を活かしながら、同時にそれぞれのスタイルにはない魅力を放っていた。当日は会場でコラボCDも発売したので、今後もこの2組のコラボが見られるかもしれない。

続いてはスペシャルゲストで招かれた「Mayumi Morinaga」と「Starving trancer」のステージへ。

アニメ『FAIRY TAIL』のエンディングテーマ『Glitter』では、d-girlsもダンサーとして共演。

『夢現』、『The Night Away』、アニメ「ゆゆ式」のテーマ曲『Affection』と、多彩な表情をライブで描き出し、会場の熱を沸かせたまま、d-girlsのライブへ熱狂のバトンを手渡した。

d-girlsのライブの後半戦は、候補生2人を加えた6人編成でスタート。2名のバックダンサーも従えているため、ステージはより一層華やかに彩られる。

瀬戸千花クンと杉本よしみクンのボーカルで会場にさらなる熱を加えたのは、d-girlsのライブに熱狂を描き続けてきたトランシーなダンスナンバーの『CHANGE THE WORLD』。

斉東由奈クンがボーカルを担当した『NEGAI』は、強い情熱を歌に込めた楽曲だ。哀愁を抱きながらも、力強いキックビートに触発され騒がずにいれない気分にさせる。舞台を目一杯駆使した彼女たちのダンスを、熱い視線で追いかけずにいれなかった。

華やかでドラマチックな音が会場を情熱の色に塗られた。

杉本よしみクンが歌ったのは、心をウキウキ弾ませるダンスポップナンバーの『Smile again』。

軽快にステップを踏みながら、跳ねる演奏の上で舞い踊るメンバーたち。翼の生えた歌が、触れた人たちの気持ちをどんどん空へ羽ばたかせ、会場中をカラフルな熱に染め上げていく。躍動するビートに飛び乗り、一緒に跳ね続けなきゃ身体の興奮が治まらない。いや、もっともっと熱狂の中でまみれたい。

喜屋武里奈クンがリードを取ったのが、華やかでトランシーなパーティチューンの『STAR☆JET』。はっちゃけた演奏とキュートな歌声に刺激され、気持ちがウキウキ踊りだしていた。

華やいだ熱狂を受け継ぐ形で、演奏は斉東由奈クンの歌う『See you again』へ。

ノンストップで音楽を繋いでいくスタイルはナイトクラブで体感する高揚と同じ感覚だ。はしゃぎ出した熱狂や興奮を止めたくない。そんな気持ちにさせる。

まるでパーティのようなステージは、熱を持ってどんどん感情のBPMを上げていく。

杉本よしみクンと瀬戸千花クンがボーカルを担当したハッピーなトランスチューン『brave heart』は、一緒に踊らずにいれない。止まらない演奏の上で一緒に歌やダンスを通し上がり続け、興奮と絶叫を覚えていく愛に満ちた最高のダンスパーティだ。

最期に飛び出した『Happy Go Go』でも、瀬戸千花クンのボーカルとメンバーたちのパフォーマンスに刺激され、会場中の人たちが舞台上へ熱した絶叫をぶつけていた。

彼女たちと一緒に飛び跳ねながら、沸き上がる興奮と高揚を放熱し続けていた。なんてハッピーな空間だ。こんなにも華やかな、終始気持ちをアッパーにし続けるエレクトロなパーティライブはd-girlsだからこそ味わえる風景だ!!

アンコール前に、候補生のこだま霞クンと百瀬めいクンが正規メンバーへ昇格したことを発表。

正式に6人編成になったd-girlsとしてライブは、杉本よしみクンが歌う『dreamer』へ。つねにd-girlsのライブでファンたちと熱い絆を作り続けてきた歌を通し、メンバーと会場中の人たちが熱狂という抱擁を続けていた。

尽きない夢に向かい、これからも一緒に光眩しい舞台へ向かい走り続ける誓いを交わすように、一緒に『dreamer』を胸に熱く刻んでいった。

これからd-girlsは、6人編成で新たな航海へ船出をしていく。その冒険の先にどんなドキドキとワクワクの光景が広がっていくのか、一緒にその航海へ乗り込もうじゃないか。

d-girlsは、6月より台湾公演も含む、三重・岐阜・名古屋・神戸・大阪・札幌を舞台にした全国ツアーをスタートさせる。ファイナルは、「d-girls 周年記念単独公演~1000人チャレンジリベンジ公演~」と題し、10月16日に再びTSUTAYA O-EASTでおこなうことを発表した。

また、d-girlsの公式ファンクラブも設立。この日のライブの模様が、VR配信になることも告げられた。

ほかにも、瀬戸千花クンが、スマホゲーム「真戦国BUSTER」へ姫武将・前田まつ役として。斉東由奈クンがスマホゲーム「Angel Master」へアラウ役として、声優デビューを果たすことも発表された。

リベンジ公演の日には、満員の会場の中でd-girlsのメンバーたちが歌っている姿が見られることを期待したい。

【取材=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】

-セットリスト―
『moment』
『stay』
『Lose』
『stream』

『Refrain』
(MilleFace×d-girlsコラボ)
『永遠なんてない』
(MilleFace×d-girlsコラボ)
『とかげJUMP!』
(MilleFace×d-girlsコラボ)

『Glitter』
(Mayumi Morinaga/Starving trancer×d-girlsコラボ)
『夢現』
(Mayumi Morinaga/Starving trancer)
『The Night Away』
(Mayumi Morinaga/Starving trancer)
『Affection』
(Mayumi Morinaga/Starving trancer)

『CHANGE THE WORLD』
『NEGAI』
『Smile again』
『STAR☆JET』
『See you again』
『brave heart』
『Happy Go Go』
-ENCORE-
『dreamer』

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