ライブハウスを舞台に活動しているガールズロックバンドたちのなかから、ネクストブレイクするであろうユニットを集めたガールズロックフェス「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」のレポートをお届けする。

8月28日にZepp Tokyoでおこなわれたこのイベントは以下、11組の面々が出演。

HONEBONE
葉月あすか
HERe:NE
ガールズロックバンド革命
CASPA
SEKIRARA
Risky Melody
CANDY GO!GO!
Split BoB
Chu’s day.
Cherry Hearts

つづいてお届けするレポートは「CASPA」！

彼女たちの音楽は、身体に光を充填させていくかのような錯覚を与えてくれる。

それはきっと、彼女たち自身がキラキラと眩しいほどに輝いていて、その未来への思いを叫んでいるからなのではないかと思う。

楽曲『The End Of The World』を聴くと、いくつになっても夢見る気持ちを信じたくなる。

この世界の未来を滅ぼすのか、輝かせるのか、それは自分たちの夢を見る気持ち次第で、「なにも恐れることなんかない」のだと彼女たちは教えてくれる。

タイトなビートに乗せて、徐々に心がウキウキと沸き上がる。会場からは無数の拳が突き上がりはじめた。

彼女たちが求めているのは「輝き放つ未来」なのだと思う。たとえ悲しみに落ちても、そこから這い上がる力を彼女たちは与えてくれる。もしかしたら、彼女たち自身はそんな意識で活動をしているのかもしれない。

ハードエッジなロックビートに乗せて楽曲『Beautiful Dreamer』が流れ出すと、一斉に突き上がる拳、拳、拳！ 身体中から沸き上がる熱いエネルギーを舞台上へ突き放つように、観客たちは力強く拳を突き上げつづける。

最後の楽曲『歌をうたえば』では、ボーカル・Miyuのアカペラからはじまった。演奏がはじまると暖色系のライトが炸裂する。それはまるで、彼女たちのオーラが溢れ出しているかのようだ。

見ているだけで心が高揚してくる。

疲れた心に「CASPA」は、このワクワクとした衝動を教えてくれた。

つづいては、「SEKIRARA」のレポート！！
【取材＝長澤智典】
【編集＝アイドルジャーナル社】