• アイドルニュース
  • 2016.09.13

ライブレポート「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」(6/11)|SEKIRARA

5G4A2406-e1473770707726

ライブハウスを舞台に活動しているガールズロックバンドたちのなかから、ネクストブレイクするであろうユニットを集めたガールズロックフェス「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」のレポートをお届けする。

8月28日にZepp Tokyoでおこなわれたこのイベントは以下、11組の面々が出演。

HONEBONE
葉月あすか
HERe:NE
ガールズロックバンド革命
CASPA
SEKIRARA
Risky Melody
CANDY GO!GO!
Split BoB
Chu’s day.
Cherry Hearts

つづいてお届けするレポートは「SEKIRARA」!

いきなりゲリラ豪雨に見舞われた気分だ。

正しくは、凄まじい破壊力を持った音の雨にびしょ濡れになった気分と言ったほうがいいかもしれない。

巧みに緩急のバランスを付けながらも、その歌声や演奏には強烈な感情が濃縮されている。
一音一音、ひと声ひと声の濃度が濃いのだ。

その衝撃が止まぬうちに、楽曲『コドモダマシノ夜』が流れ出す。先ほど受けた衝動を塗り重ねるように音が心に突き刺さってくる。

ZEPP TOKYOの広い空間をスリリングな演奏が巧みに物語を描く。その一方で、歪んだ音の唸りは「暴れ狂え」とばかりに爆発のスイッチを押し続けていたような気がする。

2本のギターが絡み合う音からは攻める意識が色濃く見られた。

楽曲『メリーゴーランド』は感情的な歌声で、大波ユリカの歌声からはサディスティックなほど挑発する”気”が溢れていた。彼女の歌声に攻められたら、熱狂を傾けるしかない。

「まだまだヤレますか!!一緒にイキましょう!!」

熱狂へ拍車をかけるように、つぎの楽曲『はじめからいらない愛だった』が飛びだした。

ソリッドでタイトな音に包まれながら、誰もが恍惚に浸るよう身体を揺らし続ける。

感覚をトリップさせてくれる。そんな、たまらない心地好さだ。

終始、衝動と衝撃に包まれた不思議な恍惚感を「SEKIRARA」は与え続けてくれた。こういう音楽の媚薬ならいくらでも摂取したい。
つづいては、「Risky Melody」のレポート!!
【取材=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】

Mcos Store