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  • 2016.09.13

ライブレポート「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」(7/11)|Risky Melody

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ライブハウスを舞台に活動しているガールズロックバンドたちのなかから、ネクストブレイクするであろうユニットを集めたガールズロックフェス「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」のレポートをお届けする。

8月28日にZepp Tokyoでおこなわれたこのイベントは以下、11組の面々が出演。

HONEBONE
葉月あすか
HERe:NE
ガールズロックバンド革命
CASPA
SEKIRARA
Risky Melody
CANDY GO!GO!
Split BoB
Chu’s day.
Cherry Hearts

つづいてお届けするレポートは「Risky Melody」!

スペクタクルな映画の始まりのよう、勇壮で雄大な緊張感を持って物語が幕を開けた。

楽曲『A NEW DAY』が場内へ導いたのは、熱狂だけではない。スケールあふれたドラマチックな物語のキャストとなり、ともにストーリーを描いていくことだ。

楽曲自体がシンフォニックロックな雰囲気を持っているからこそ、一つひとつの展開を一緒に塗り広げたくなる。メンバーと観客らが共にドラマを作りあげることで、自然と魂も燃え盛っていくのだ。

そのダイナミクスな楽曲が生み出した雄大なうねりを荒く掻き立てる。

激しく、躍動的で情熱をたぎらせた楽曲『情熱Splash!』が流れ出すと、魂を熱く揺さぶる演奏に触発されて、観客たちが拳を突き上げ、雄叫びをあげていた。

まさに曲名の通り、身体中から沸き上がる熱い感情を抑えきれない。

「笑って笑って、隠していたのは真っ直ぐで醜い情熱で」

秘めた熱を持った想いを彼女たちは『Pierrot』という楽曲に姿を投影してきた。

「Risky Melody」は歌物バンドでありながら、その演奏にはハードでドラマチックなメタル要素が内包されている。激しく躍動する演奏のなか、次々と転調しながら緩急を効かせた物語を一つの曲のなかに描き出すのにも理由がある。

楽曲『ペチュニアの咲く丘』も、情熱的な映画の予告編を見ているように、胸打つ場面が次々と色を変えて眼前に投影されていく楽曲だ。

美しいサビ歌に隠し持った燃え盛る感情、演奏に心地好く酔いながら、様変わりする場面に心の視線を傾ける。ふと周りを見ると、大きく揺れる演奏へ大勢の人たちが嬉しそうに溺れていた。

つづいて、エレクトロなダンスビートと躍動するロックな衝動を重ね合わせた楽曲『ALL AS ONE』が飛びだした。

観客が一緒になって「WOW WOW WOW!」と明るく、勇壮に叫ぶことのできるシンガロング(一緒に歌うこと)な楽曲だ。ライブで心をひとつにして騒げる歌なのが、何よりも嬉しい。

最後を彩ったのは、バンドのテーマ曲『Risky Melody』だ。

観客たちを荒々しく挑発するボーカルのALICEの煽りに導かれて、場内は気持ちをひとつにした熱狂に包まれていた。

つづいては、「CANDY GO!GO!」のレポート!!
【取材=長澤智典】
【編集=アイドルジャーナル社】

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